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携帯電話向けの地上デジタル放送、および地上デジタルラジオ放送の両サービスが開始されることで、2006年は「移動体向け放送サービス元年」となるだろう。

現行でもアナログテレビ放送が受信可能な携帯電話機は販売されているが、受信エリアの狭さや画質の粗さなどの理由から、付随的な位置づけにとどまっている。 上記の2つのサービス以外にも、すでにサービスを開始している衛星モバイル放送に加え、今後いくつかの新サービスの提供も検討されている。
移動体向け放送は、放送市場の中で最も注目される市場の1つである。 中心となるのが、携帯電話向けの地上デジタル放送である。
同サービスは、テレビがアナログ放送から地上デジタル放送へ移行することにともない、13セグメ携帯電話機および車載情報端末などの移動体機器向けに行われる放送(音声画像)サービスの市場と定義する。 従来型のテレビ、ラジオ放送のようなアナログ放送サービスを除く。
この市場は、広告料や視聴料から構成されると予想されるが、放送開始前のサービスが大半であることから、放送サービスによる移動体機器の付加価値の増分として市場をとらえる。 機器などの販売による収入や放送サービスを介したコンテンツ販売や物販による収入は含まない。
予測に当たっては、複数の移動体向け放送サービスの登場が、活発なプロモーション活動やサービスの向上につながり、市場の拡大を後押しするとしている。 2005年10月に開催されたアジア最大級の情報通信エレクトロニクスに関する国際展示会であるCEATECJAPAN2005においても試作機が注目を浴び、ワンセグヘの市場の関心は高まりつつある。
サービス提供端末として、携帯電話機のほか、車載情報端末や専用機などがあげられるが、中心はやはり9000万ユーザーを抱える携帯電話向けとなるであろう。 また、携帯電話の年間出荷台数が4500万台あり、かつ買い替えサイクルが2年弱と短いことも、携帯電話端末向けのサービスが中心となる主な要因である。
各種の調査による携帯電話向けワンセグの利用意向を見ると、おおむね回答者の5〜8割が利用したいという考えを示しており、期待の高さがうかがえる。 サービス開始後は、若年層を中心に利用が進み、携帯電話機の搭載機種数の増加にともなって中高年層へと利用者が拡大していくと想定される。


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